「BluVectorセキュリティアプライアンス」に搭載された複数の自己適応型機械学習エンジンは、ネットワークエッジにおいて、すべてのインバウンド、アウトバウンドのトラフィックを検査することが可能だという。その検査結果を、米国特許を取得した分析フレームワークを利用して、セキュリティイベント前後のコンテキスト(判断材料)を迅速に作成する。
このコンテキストを既存のセキュリティソリューションと共有することで、脅威のプロセスを封じ込めることが容易となり、脅威への対応時間が大幅に短縮することが可能になるとしている。
BluVector社は米国の大手軍需企業であるノースロップ・グラマン社と米国諜報機関との共同研究として2008年にスタート。8年間の機械学習機能のトレーニング期間を経て、2015年に製品化し、2017年に「自動機械学習、ゼロデイ・マルウェア検出のためのシステムと方法」について特許を取得した。そして、2017年1月に独立したベンダーとして立ち上がり、米国の民間企業や政府機関で利用され始めているという。
「BluVectorセキュリティアプライアンス」シリーズには、1Gbps版と10Gbps版があり、サブスクリプションとして提供される。