「CBES」は、企業内に保管されている膨大なデータを高速かつ高精度に検索できるシステム。同社が独自開発した検索方式「NL-Vgram」をベースに、検索もれが少なく、不要な情報はヒットさせない検索精度の高さが最大の特徴だという。
「CBES 5.0」は、クラウドストレージサービスにもデータを保存する企業が増加する状況に対応するため、ハイブリッドクラウド環境に対して、高速かつ高精度な検索性能はそのままに、横断検索が行えるように強化した。あわせて、従来比で2倍以上のスケーラビリティを実現したという。
「CBES 5.0」の特徴
・ハイブリッドクラウド環境に対する、高速かつ高精度な横断検索を実現
「Microsoft Office 365」の「Share Point Online」や、「Box」といったクラウドストレージサービス上にあるデータを検索できるコネクタを提供。オンプレミスとクラウドストレージサービス上にあるデータを高精度かつ高速に横断検索できるため、情報の在処がわからなくても、必要な情報を速やかに探し出せるようになる。
・スケーラビリティを向上させ、運用負荷も軽減
従来比で2倍以上のスケーラビリティを実現し、これまでより少ないサーバー構成で大規模環境に対応できるようになった。また、インデキシング性能に簡易差分更新を追加し、最終更新日時以降を条件にクロール処理を実施できるようになったため、膨大なデータに対しても高速な処理が可能。
・必要な情報にすばやく到達できるように、「CBデスクトップ」を強化
検索結果から、特定のフォルダや文書へのショートカットを登録できる機能「CBデスクトップ」を強化し、「検索クエリ」も登録できるようになった。加えて、該当データへの最短アクセスを可能にするユーザーインターフェースも追加している。