新バージョンでは、Googleが提供する法人向け端末管理フレームワーク「Android enterprise」の「ゼロタッチ登録」機能との連携を強化した。これにより、「Optimal Biz」を利用する管理者・端末利用者ともに、これまで以上にキッティング効率が向上し、迅速な端末配備を行うことができるという。
「ゼロタッチ登録」は、Googleが提供する法人向け端末管理フレームワーク「Android enterprise」に含まれる機能の1つ。「ゼロタッチ登録」に対応した通信事業者もしくは販売会社から同じく対応しているAndroid端末を購入することにより、端末の電源を入れてから僅かな操作だけで自動的にMDMやEMM(Enterprise Mobility Management)クライアントなどの管理アプリのインストールおよび設定までを行うことができる。
新バージョンでの機能強化
Googleが提供する「ゼロタッチ登録」用のサーバーとの連携を強化し、以下の3つの機能に対応した。
・キッティング対象の端末情報を「Optimal Biz」管理サイトに自動登録
これまでは、キッティング前に端末情報を管理サイトに登録したい場合、管理者が手動で登録作業を行う必要があった。新バージョンでは、「ゼロタッチ登録」用のサーバーとの連携設定を行うだけで、自動的に管理サイトへ端末情報を登録することが可能。
これにより、管理サイト上で予めセキュリティ設定等を割り当ててからアクティベーションすることができ、必要な設定が適用された状態で端末の利用を開始することができる。
・G Suite利用企業も「ゼロタッチ登録」を利用可能
G Suiteを利用している企業も「ゼロタッチ登録」が利用可能になった。
・キッティング対象端末の「Optimal Biz」セットアップ情報入力の省力化
端末管理を開始するためには、「Optimal Biz」Androidエージェントアプリの認証作業が必要となり、これまでは企業コード/ユーザーID(任意)/認証コードの入力が必要だった。新バージョンでは、企業コード/ユーザーID(任意)が自動的に設定され、認証コードの入力のみで認証可能。これにより、キッティング時の手間を削減することができる。