このソリューションでは、蓄積してきたIoTやログなどの非構造データを含む多様なデータの品質、アクセス権、利用履歴などを適切に統合管理する環境を提供する。また、データカタログによって社内のデータをWebブラウザやAPI経由で簡単に参照・検索し、データの品質を確認することができる。
具体的には、米Talend社の「Talend Data Catalog」を活用し、データカタログを自動作成。また、使い慣れた用語でデータを検索できるビジネス用語辞書や、データリネージ機能によって作成されたデータの発生時からの変遷や所在・形式情報、プロファイリングによってデータの品質情報を確認し、利用できるという。
日立ソリューションズは、多様なデータの利活用を促進したい製造業や社会インフラ事業をはじめさまざまな業種の企業に、本ソリューションを提供していくという。さらに、AIやBIツールを活用したビッグデータ分析や、匿名化した個人情報の活用も支援していくとしている。
「データガバナンスソリューション」の特徴
これまでビッグデータ利活用基盤の構築で培ってきた日立ソリューションズの技術者が、コンサルティングから、データカバナンス基盤の構築、データの運用・保守までトータルに対応。これにより、企業のデータ利活用基盤において以下を実現する。
1. 収集したIoTなどの非構造データも検索・分析に活用できる、データカタログを自動で作成
2. ビジネス用語辞書、データリネージ機能によるデータの発生時からの変遷や所在・形式情報、プロファイリングで確認したデータの品質情報などを統合管理でき、データの信頼性や品質を提示
3. データごとにユーザのアクセス権を付与し、利用履歴を監視することで、データの機密性を向上