「IBM Digital Core Systems for Banking」は、日本IBMおよびIBMがこれまで長期にわたり国内外の銀行システムを構築してきた実績、新しいテクノロジーを開発・活用してきた能力、オープンソースへの継続的なコミットメントを結集することでこれらの課題を解決するという。
「IBM Digital Core Systems for Banking」は、昨年8月に発表した銀行業のデジタル変革のロードマップ「次世代金融サービスアーキテクチャー」の主要要素の1つとして、クラウド対応した銀行勘定系システムを実現するソリューションになる。
プライベートクラウドやマルチクラウド上で勘定系システムを稼働させることで、運用コストの削減やシステム拡張性の向上を目指す。また、業務アプリケーションのモダナイゼーションを進めるとともに、オープンソース活用により最新技術を柔軟に取り入れていくことで、利用者にとって魅力的な金融サービスを迅速かつ安価に提供することができるという。
このソリューションを適用することで、24/365対応、顧客体験の向上、スケーラビリティ向上、サービス開発期間の短縮、コスト構造の最適化などが可能となる。今後は、個々の企業の優先課題や既存システム構成に応じて、最適な導入アプローチを提案していくとしている。このソリューションの第1弾として、ネットバンキング、モバイルバンキング向けから提供を開始し、順次対象を拡大していく。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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