KPMGコンサルティングの情報銀行設立支援サービスは、情報銀行事業への参入を検討する企業や団体に対し、「戦略・立案」「設計」「構築・導入」「運用・事業拡大」までを包括的に支援する。
「情報銀行設立支援サービス」の概要
・戦略・立案
企業が保持するデータと市場のニーズを分析し、情報銀行事業実施に向けた戦略策定に加え、法規制の調査・対応やデータマネジメントなどの具体的なアクションに対する計画を立案。
・設計
情報銀行事業を行ううえで必要なシステムおよび業務の設計を実施。情報銀行の要諦であるデータ収集・提供方法とデータ保護方法について多角的に分析し設計を実施。
・構築・導入
システムを構築するための支援や情報銀行業務の遂行に向けた定着化を支援。業務の適正を確保するための体制や実施基準など、実施時に発生する課題を予防するためのリスクマネジメントを支援。
・運用・事業拡大
情報銀行業務を維持拡大するための情報拡充や取引先増加等の売り上げ増加に向けたマネジメントコンサルティング、事業継続リスクに備えたリスクコンサルティングを継続的に実施。
情報銀行事業の実現には、データ提供者の理解が不可欠だが、消費者に分かりやすい仕組みのほか、個人情報の管理方法や安全性の担保など、様々な課題がある。また、多くの企業がリスクを恐れて個人データの利活用を躊躇していることもあり、ビッグデータの利活用の活性化には消費者のみならず、データを管理する企業側のリテラシーの向上も重要になる。
KPMGコンサルティングでは、GDPR(EU一般データ保護規則)や中国サイバーセキュリティ法への対応において豊富な実績とノウハウを有し、さらにブロックチェーンやAI(人工知能)をはじめとした最新のテクノロジーに精通したプロフェッショナルが、KPMGのグローバルネットワークを活用し、情報銀行事業への参入を支援するとしている。