NECとRSAセキュリティは19日、統合ログ管理領域での共同開発と販売提携について合意した。今回の提携に併せて、RSA製の統合ログ管理ソフト「RSA enVision」をNEC製PCサーバ「Express5800」に搭載したアプライアンス製品「RSA enVision powered by Express5800」としてNECより国内販売する。
RSA enVisionは、世界で1,400社以上の導入実績を持つ統合ログ管理ソフトウェア。クライアントにソフトウェアをインストールすることなくログを収集できる点が最大の特徴だ。今回のアプライアンス化によって、ITインフラの構成機器が出力するイベントログの収集をさらに容易に行えるようになる。収集したログについては分析を行い、わずかな兆候からリアルタイムにセキュリティ上の問題を検出、通知できる。
また、RSA enVisionは1,100以上のレポートテンプレートを備えており、一元的に管理されたログ情報からSOX、PCI-DSSなど新しいコンプライアンス要求に対応したレポートも作成可能だ。
ハードウェアにはNECのPCサーバExpress5800を採用し、高信頼性、可用性設計による運用環境を提供。ログの長期保存に必要なストレージ製品も幅広く用意する。万が一の障害の際には、NECグループが日本全国に展開するサポート網を通じてサポートを提供する仕組みだ。
販売開始は2009年3月2日を予定。価格は最小構成で680万円からとなっている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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