今回提供を開始する販売分析のアプリケーションでは、日々収集される販売データを網羅的に分析することで、効果的かつ効率的にリスクの兆候を適時に把握することが可能になる。
「リスクアナリティクス オン クラウド」に、企業が持つ販売活動に関するデータをアップロードすることで、これまでのトーマツの経験と知見に基づき設定された営業・販売に関する約20通りのリスクシナリオと照らし合わせ、すべての取引に対してリスクのスコアリングを行う。そして、その結果をもとに、リスクの高い取引、部署、担当者、取引先をランキング形式で表示する。
このアプリケーションを通じ、販売管理における不正や人的エラーを発見することで、営業部門や管理部門、経理部門、内部監査部門における不正発生の抑止、リスク兆候把握の正確性の向上が見込まれるという。
また内部監査においては、効率性に加え、一部データによるサンプリングから、全件分析が可能になることでモニタリング業務が高度化し、コーポレートガバナンスの強化が期待できるとしている。