Wyse Thin OS(WTOS)は、LinuxやWindowsといった汎用OSではなく、仮想デスクトップ環境のシンクライアント端末に特化したOSだ。特徴は6秒~という高速起動、設定不要の手軽さなどとなっている。また、端末コストが抑えられ導入コストも安くなる。仮想デスクトップソリューションについては、VMware View、Citrix XenApp、XenDesktopといったシステムをサポートしている。
今回発表されたWTOS 6.3では、RDPプロトコル、802.1x認証機能などが追加され、セキュリティが強化された。また、Wyse TCX USB Virtualizer 2.0、Wyes TCX Rich Sound 1.0(3月中旬リリース予定)に対応することで、従来のシンクライアントシステムでは利用が困難だったUSB機器への接続も広がるという。具体的には、ウェブカメラやヘッドセットなどを接続し、ビデオチャットやVoIP機能などのアプリケーションが利用可能になる。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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