SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZineニュース

エフセキュア、2019年下半期の攻撃トラフィック調査を発表、EternalBlueの脅威が続く

 フィンランドのエフセキュアは、2019年下半期(7月~12月)における、攻撃トラフィックに関する調査レポートを、3月11日に発表した。

 調査期間中は、同社が情報収集のために設置したグローバルハニーポット(攻撃者を誘引するためのおとりサーバ)に対して、28億件の攻撃イベントが発生しており、2019年上半期(29億件)と合わせて通年で57億件となっている。なお、2018年は10億件、2017年は8億件だった。

ハニーポットへの攻撃総数の推移
ハニーポットへの攻撃総数の推移

 トラフィックの中では、SMBプロトコルへの攻撃が多数を占めていることから、EternalBlueに関連するワームとエクスプロイトを使用した攻撃が依然として多いことがうかがえる。また、TelnetトラフィックやSSHへの攻撃も多く、2019年上半期に見られたIoTデバイスに対する攻撃が継続していることを示しており、ハニーポットではMiraiのさまざまなバージョンが発見された。

標的となったTCPポートの上位
標的となったTCPポートの上位

 ランサムウェアスパムは、総数こそ減少しているものの、よりターゲットを絞り込んだものとなっており、1件あたりの被害がより大きくなっている。また、モジュール型マルウェアも、その手口がより巧妙化し、第2ステージペイロード経由での侵入が確認された。

 そのほか、攻撃トラフィックの発信源はアメリカ、中国、ロシア、ウクライナの順で多く、標的となった国はウクライナ、中国、オーストリア、アメリカの順となっている。同期間中のランサムウェア配信方法としては、手動インストール/第2ステージペイロード経由が最多で、電子メール/スパムがそれに続く。Telnetトラフィックの発信源はアメリカ、アルメニア、イギリス、ブルガリア、フランスの順で、SMBトラフィックの最大の発信源はフィリピンと中国となっている。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/12787 2020/03/16 14:08

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング