豪アトラシアンは、米Halpを買収したことを5月12日(現地時間)に発表した。
Halpは、対話型チケット管理ソリューション「Halp」を提供する企業。「Halp」は、メッセージベースのインターフェースを持つコラボレーションハブである「Slack」での問い合わせ対応をより簡単かつ効率化することで、「Slack」をヘルプデスクソリューションとして利用可能にする。これにより、問い合わせ対応にメッセージアプリを利用しているITやセキュリティ、法務、財務、サポートをはじめとする、あらゆるチームで活用できる。
Slackのワークスペースに「Halp」を追加すると、シンプルな絵文字リアクションを使ったメッセージを、リクエストの進捗や成果を管理するチケットへ変換できる。さらに「Halp」は、シンプルに問い合わせを管理するだけでなく、ワークフローのカスタマイズにも対応。要求を正しくルーティングするため、コンテキストの切り替えや、ログインプロンプトといったITチームによるメンテナンス対応は必要ない。
アトラシアンの「Jira Service Desk」のような高度なITSMソリューションを利用している場合でも、「Halp」は既存のソリューションとシームレスに統合されてワークフローを活かせるので、社内の一部が単独で「Halp」を利用したい場合でも併用できる。また、「Confluence」との双方向の連携機能を提供しているので、ナレッジベースとの接続も可能になっている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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