KDDIは24日、自社が保有するデータセンター施設にクラウドコンピューティングのためのIT基盤を構築し、ユーザーに仮想プライベートデータセンターを提供する「KDDIクラウドサーバサービス」の提供を開始すると発表した。提供開始は6月5日の予定。
KDDIクラウドサーバサービスは、データセンターにサーバー、ファイアウォール、ロードバランサーなどサーバー基盤を構築し、ネットワーク回線や各種アプリケーションやサービスまで包括的に提供するというものだ。ハードウェアや回線などはKDDI所有となるため、ユーザーは月額料金でこれらを利用することになる。
なお、ここでいうアプリケーションには、LAMP(Linux、Apache、MySQL、PHP)といったシステムアプリケーションが含まれ、テンプレートメニューで提供される。個別の業務アプリケーションやサービスなどは別途システムインテグレートすることになる。