デルテクノロジーズの日本における事業を展開するデルとEMCジャパンは、「Dell EMC PowerFlex」ソフトウェアデファインドストレージを、7月1日に発表した。「PowerFlex」は、これまで「Dell EMC VxFlex」として展開していた製品のリブランドとなる。
「Dell EMC PowerFlex」は、ベアメタルデータベースや仮想化ワークロードから、クラウドネイティブのコンテナ化された最新のアプリケーションに至るまで、さまざまな従来型アプリケーションと最新のアプリケーションを1つのプラットフォームでサポートするITインフラストラクチャー。
同製品は、データ集約型のワークロードや、コンピューティング要件とストレージ要件を個別に拡張する必要がある場合に適した、2層の分散インフラストラクチャーとの組み合わせと拡張が可能になる。ビジネスニーズの変化に応じて、ユーザーのアプリケーションとインフラストラクチャーを進化させることができる。
アプライアンスまたはラック構成での導入が可能で、アプライアンスの場合は大規模な拡張性と柔軟なネットワークオプションを提供する。ラック構成の場合は、統合ネットワーキングとプロフェッショナルサポートを実現する。
さらに、インフラストラクチャー全体の一貫性を促進する、ITプロセスとワークフローを自動化するための堅牢なフレームワークを提供。管理ツールの「PowerFlex Manager」では、ストレージとコンピューティング全体にわたって「PowerFlex」をアップデートする。これにより、インフラストラクチャー全体(ファームウェアやBIOSからノード、ネットワーキング、ハイパーバイザー)の運用ワークフローを自動化できる。
また、エンタープライズワークロードとクラウドオートメーションプラットフォームの広範なエコシステムに合わせて検証および最適化されている。あらゆるワークロードにおいて優れたアプリケーションパフォーマンスと運用成果を実証し、一貫性のあるアプリケーションSLAを提供しつつ、インフラストラクチャーのフットプリントと運用の簡素化を可能にしてる。
同エコシステムには、OracleやSQL Serverなどのエンタープライズデータベース、SAP HANAなどのエンタープライズアプリケーション、Splunk、SAS、Elastic Stackなどの分析ワークロード、およびRed Hat OpenShift、VMware Cloud Foundation(VCF)、Dell Technologies Cloud、Kubernetes、Google Anthosなどのクラウドオートメーションプラットフォームが含まれる。