米Rimini Street(リミニストリート)は、台湾の大手電子部品販売代理店であるSupreme Electronicsが、「Oracle E-Business Suite」および「Oracle Database」のサポートをRimini Streetに切り替えたと発表した。
Supreme Electronicsは、Oracleの保守サポートに支払っている高額な費用を削減する方法や、ベンダーから受けているサポートよりも応答の早いサポートを探し求めた結果、Rimini Streetの第三者保守サポートを採用。模擬運用によるテストを行うとともに、台湾の金融監督管理委員会(FSC)と国際財務報告基準(IFRS)のコンプライアンス基準を満たしたことから、Oracleの保守サポートをRimini Streetへ切り替えている。
なお、Supreme Electronicsでは現在「EBS 11.5.10.2」を運用しているが、新しいアップデート、修正、CPU、さらに税金、法律、規制に関する最新情報をベンダーから受けられない状態である。12.1以前のすべての「Oracle E-Business Suite」リソースは、Oracleによる完全なサポートが受けられていない。
また、「Oracle Database 11g」リリースも運用しているが、2020年末をもってベンダーによる完全なサポートが受けられなくなる。Rimini Streetの保守サポートに切り替えることで、サポート切り替え時点から最低15年間は現在のOracleシステムのサポートを受けられるようになる。
Rimini StreetによるSupreme Electronicsのサポートでは、他のクライアントと同様に専任のサポートエンジニア(プライマリーサポートエンジニア:PSE)が担当する。同エンジニアはOracleソフトウェアに関して平均15年の経験を持ち、機能的なテクニカルエキスパートチームが24時間365日体制で対応する。また、クライアントとは優先度「1」の問い合わせには15分で応答するというサービスレベル契約(SLA)を結んでいる。