米Cloudianは、7月14日(現地時間)、スイスの銀行業界のデジタルイノベーションリーダーであるPostFinanceが、「Cloudian HyperStore」オブジェクトストレージと「Splunk SmartStore」を統合活用したと発表した。
PostFinanceは、300万人の個人および法人顧客に金融サービスを提供しているスイスの金融機関。従来型のブロックおよびファイルシステムではニーズに対応できなくなったことから、「Cloudian HyperStore」オブジェクトストレージプラットフォームを採用している。
「Cloudian HyperStore」は、ハイブリッドクラウドおよびマルチクラウド環境において、完全にネイティブなS3互換性とシームレスなデータ管理を実現。費用対効果にも優れ、無限のスケーラビリティを提供する。
「Splunk SmartStore」は、S3互換オブジェクトストレージを利用してWARMバケットの保持を経済的な方法でスケーリングする。これにより、インフラストラクチャとストレージ管理機能をシンプル化できる。IndexerのローカルストレージはHOTバケットとWARMバケットのキャッシュコピーに使用される。
「Cloudian HyperStore」と「Splunk SmartStore」を組み合わせたソリューションでは、WARMバケットのマスターコピーを「Cloudian HyperStore」に移動することによって、従来型のSANやNAS製品のコストとスケーラビリティに関する問題を軽減する。また、アクティブなデータセット用のスペースを確保するために削除されるまで、バケットはIndexer上のローカルに保持される。さらに、「Cloudian HyperStore」はワークフローを中断させることなくエクサバイトに拡張できるので、Splunkインフラストラクチャ内でより多くのデータを保持し、分析が可能になる。