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マクニカ、製造業でのデジタルツインを実現するSiemensのソフトウェア製品を提供へ

 マクニカは、独Siemensとデジタルインダストリーズソフトウェア製品のリセラー契約を締結したことを、7月22日に発表した。

 マクニカは2019年9月に、SiemensのクラウドサービスであるオープンIoTオペレーティングシステム「MindSphere」のパートナープログラムに参加してリセラー契約を締結。製造業向けサービスのデジタル基盤として、ビジネスを展開している。

 今回、新たにリセラー契約を締結したデジタルインダストリーズソフトウェア製品と「MindSphere」の連携、ならびに製造現場でのデータ収集と分析、AIを組み合わせることで、製造準備と製造現場のデジタルツインを実現する。

 デジタルインダストリーズソフトウェア製品の1つである「Plant Simulation」は、製造準備と製造現場のデジタルツインを実現する生産シミューレーションソフトウェア。コンピュータ上に仮想の工場ラインを構築して人と物の流れを現実に近い形で再現することによって、ボトルネック分析や変種変量生産を効率的に行うためのシミュレーションを高速に実行できる。

 製造オペレーション管理(MOM)ソフトウェアの「Opcenter」は、製造オペレーションの完全なデジタル化戦略を実現する全体的なソリューションとなる。生産に対するエンドツーエンドの可視化を実現して、意思決定者が、製品設計と関連する製造プロセスの両方で改善すべき領域を容易に特定できるようにする。また、生産をよりスムーズで効率よく実施するため、必要なオペレーション上の調整を可能にする。

 そのほか、すでに提供を開始した製造業向け統合サービス「Digital Synergy Factory.macnica.ai」において、Siemensのデジタルインダストリーズソフトウェアをベースにした製造業向けモジュール型サービスの提供も行っていく。

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