
セールスフォース・ドットコムは、2021年度第2四半期(2020年5月1日~2020年7月31日)の業績を発表した。売上、収益とともに大幅な増加を示した。
第2四半期の売上は前年比29%増、一年以内の収益は前年比26%増
第2四半期の総売上は、51億5,000万ドル(前年比29%増、為替変動の影響を除いた場合でも29%増)だった。サブスクリプションおよびサポートによる売上は、48億4,000万ドル(前年比29%増)、プロフェッショナルサービスやその他による売上は3億1,000万ドル(前年比23%増)となった。
また第2四半期のGAAPベースの希薄化後1株当たり利益は2.85ドル、非GAAPベースの希薄化後1株当たり利益は1.44ドルとなった。ASU 2016-01で義務付けられた戦略投資の時価会計によるGAAPベースの希薄化後1株当たり利益への影響は0.55ドル(米国の税率25%を適用)、非GAAPベースの希薄化後1株当たり利益への影響は0.58ドル(当社の非GAAPベースの税率22%を適用)だった。
現金では、第2四半期に事業活動がもたらした現金は4億3,000万ドル(前年比2%減)。第2四半期末における現金、現金同等物および有価証券の残高は92億8,000ドルとなった。
成約済み繰延収益は、第2四半期末時点で約306億ドル(前年比21%増)。一年以内の成約済み繰延収益は、第2四半期末時点で約152億ドル(前年比26%増、為替変動の影響を除いた場合は24%増)だった。
2021年度の売上ガイダンスを上方修正
セールスフォース・ドットコムは、2020年8月25日時点(米国時間)で、2021年度第3四半期の売上、GAAPベースの1株当たり利益、非GAAPベースの1株当たり利益および一年以内の成約済み繰延収益についてのガイダンスを示している。
また、2020年5月28日に示した2021年度通期の売上、GAAPベースの1株当たり利益、非GAAPベースの1株当たり利益、オペレーティングキャッシュフローのガイダンスを引き上げている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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