SUSEは9月11日、SUSEソフトウエアソリューションズジャパン(以下、SUSEジャパン)が2020年前半に二桁成長を記録し、国内におけるクラウドの売り上げが41%向上したことを明らかにした。2020年前期決算で、グローバルの年間契約金額(ACV)は前年比30%増を達成している。
また、2020年8月1日付でSUSEジャパンの代表取締役社長に関原弘隆氏が就任したことを発表した。
日本組織の増強と事業強化
日本のビジネス拡大に伴い、SUSEジャパンは日本の組織を拡充していくとしている。2022年度までに現在のSUSEジャパンの社員数を倍増。まずは、Go To Market(市場開拓)部門の人員を増やし、組織を編成するという。
パートナープログラムの刷新
パートナー企業の特性に合わせ、セールス、サービス、トレーニング等の観点で包括的に協業する新たなパートナープログラムを開始する。この新しいプログラムをサポートするため、個人、企業の両方に、能力、技能、サポート可能な製品統合を証明するための認定証を発行するとしている。
ダイレクトセールスの強化
関原氏の就任を機に、ハイタッチセールスを開始。日本企業を支援できる体制、製品、仕組みを作り、製品に対する長期に亘る信頼をより強固なものにする。製品だけではなく、サービス、サポートも含めた長期エンゲージメントの提供も視野に入れているという。
SUSEジャパンは、引き続きHPC、組み込み、アプリケーションデリバリー、コンテナ管理の分野に注力し、コンテナやクラウドプラットフォームをはじめSUSE Linux Enterprise Server、AIや機械学習のプラットフォーム、組み込み技術、エッジコンピューティングソリューションでエンタープライズ市場を拡大していくとしている。