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NVIDIA、ソフトバンクグループからのArm買収を400億米ドルで合意 孫正義氏も取引について言及

  2020/09/15 16:26

 NVIDIAとソフトバンクグループ(以下、SBG)は、NVIDIAがArmをSBGおよびソフトバンク・ビジョン・ファンド(以下、ソフトバンクグループ)から400億米ドルで買収することに最終合意したことを発表した。本取引により、NVIDIAのnon-GAAPグロスマージンとnon-GAAP EPSは直ちに増加する。

 ソフトバンクグループは、NVIDIA株式を保有することで、Armの長期にわたる成功に引き続きコミットするとしている。なお、株式保有比率は10%以下を見込んでいるという。

 SBG代表取締役会長 兼 社長の孫 正義氏は次のように述べている。「NVIDIAはArmにとって理想的なパートナーです。Armを買収して以来、私たちは私たちの掲げたコミットメントを重んじ、人材、テクノロジー、R&Dに重点的に投資し、高成長を見込める新しい領域にビジネスを拡大してきました。テクノロジーのイノベーションにおける世界のリーダーと一緒になることはArmに新しくエキサイティングな機会をもたらします。このたびの両社の魅力的な連合は、Arm、ケンブリッジ、英国が現代のテクノロジーのイノベーションの最前線に立つことであり、ソフトバンクがNVIDIAの主要株主として、Armの長期に渡る成功に投資していくことをうれしく思います。今後のビジネスの継続的な成功をサポートしていけることを楽しみにしています」

Armと英国へのコミットメントについて

 NVIDIAはArmの英国におけるR&Dを拡充し、ArmのケンブリッジキャンパスにAIリサーチのグローバルな中核研究拠点を設立する。また、調査研究に資することを目指したArmベースAIスーパーコンピュータや、開発者およびスタートアップのインキュベーター向けの研修施設に投資を行う。

取引の詳細について

 NVIDIA、SBG、Armの取締役会において承認された本取引の条件に基づき、NVIDIAは取引完了時に合計120億米ドルの現金(最終契約締結時に支払われる20億米ドルを含む)と215億米ドル相当のNVIDIA普通株式をソフトバンクグループに対価として支払う。

 引き渡されるNVIDIA株式数は4,430万株で、これは直前30取引日におけるNVIDIA普通株式終値の平均値から決定された。さらに、ソフトバンクグループはアーンアウトに基づき、Armが一定の業績目標を達成することを条件に、最大50億米ドルの現金もしくは普通株式(1株当たりの価格は同額)を受け取る。

 また、NVIDIAはArmの従業員に対して15億米ドルの株式を付与する。これらの条件に基づき、ソフトバンクグループは合計10%以下のNVIDIA株式を保有する予定で、今後も継続的に貢献していくとしている。保有割合はアーンアウトの最終金額によって変動する。

 NVIDIAは、本取引の現金部分については、手元資金で充当する予定だとしている。本取引には、ArmのIoTサービスグループは含まれないという。

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著者プロフィール

  • EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

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