ServiceNow Japanは、Now Platformの最新バージョン「Paris」を発表した。
「Paris」リリースにより、Now Platformという単一のプラットフォーム上で下記のことが実現可能となる。
- 新しいワークフローやアプリでビジネス変化に迅速に対応し、すべてのアプリに組み込まれたアナリティクスとAI機能で生産性を高めながら、企業全体の業務をデジタル化し、自動化する
- 従業員がどこにいても最適な働き方体験を提供することで、従業員の生産性を向上し、重要な任務をこなせる組織へと変革
- ワークフロー連携により、顧客ロイヤルティを高めます。ワークフローの連携を実現することで、企業は拠点ごとに業務管理を効果的かつ効率的に行ったり、不測の事態に備えて回復力の高い業務を整理したり、またセルフサービスを自動化により業務キャパシティを拡張することができる
- ITの生産性、コスト、レジリエンシーを最適化し、ITSM(IT Service Management)とAIOps(IT運用向け人工知能)の近代化と自動化を図り、回復力の高いシステム運用を実現しながら、ソフトウェア、ハードウェア、クラウドのコストを削減
Now Platform「Paris」に含まれる2つの主な新製品
- Business Continuity Management:ServiceNowプラットフォーム内のコンテキストを活用した、最新の自動化されたビジネスインパクト分析(BIA)、事業継続計画の策定、危機管理により、回復力の高いシステム運用を実現
- Hardware Asset Management:ハードウェアやデバイスに関する経費、契約、在庫情報の詳細を追跡し、IT資産のライフサイクルを自動化して、購入から廃棄までの意思決定をよりスマートに行えるようになる
業界ソリューションでServiceNowのエコシステムを強化
ServiceNowは、新たに、金融サービス業界および通信業界向けソリューションの提供を開始(英語版での提供となる。日本語版の提供は現時点で未定)。
金融サービス業界向け
- Financial Services Operationsにより、リテールバンクはフロント、ミドル、バックオフィスのチームやシステムを連携し、より迅速に顧客にサービスを提供できるようになる。また、決済やクレジットカード申請などの核となるワークフローをデジタル化し、業務を効率化する
通信業界向け
- Telecommunications Service Managementは、顧客にプロアクティブな体験を提供し、顧客が持つサービスをより柔軟に管理できる。また、カスタマーケアおよびオペレーション組織には、サービスプラットフォームの強化と、顧客の状態や健全性に関するインサイトを提供し、結果としてサービスやコストの削減が可能になる
- Telecommunications Network Performance Managementは、ネットワーク運用チームにインストールベースの統一されたビューを提供し、複数のネットワーク監視プラットフォームにまたがるイベントやアラームを分析、相関、解決する機能を提供。影響を受けた顧客を正確に特定し、問題の解決までの時間を短縮することができる