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NEC、基幹システムをSAP S/4HANAへ刷新 テレワーク下の導入でも約40%の機能削減を実現

  2020/09/30 15:55

 NECは、デジタルトランスフォーメーション(DX)変革加速に向けて、自社グループの基幹システムを従来のSAP ERP(SAP ECC 6.0)からSAP S/4HANAへ刷新するとともに、合わせてSAP HANAを活用したデジタル経営基盤(ビッグデータ基盤)を構築し、本番稼働を開始した。

 すでに海外10カ国14拠点に導入し、今後順次グループ各社に展開していく予定だとしている。

SAP S/4HANAへの刷新とデジタル経営基盤の構築について

基幹システムのSAP S/4 HANAへの刷新

 AI、機械学習、データ分析などインテリジェント機能を備えるSAP S/4HANAにて刷新することで、ビジネスプロセス全体で様々なアプリケーションと連動し、DX化を推進していくという。

 また、アビームコンサルティングのサービスである「ABeam Cloud Conversion Express Factory for SAP S/4HANA」などを採用し、品質確保・効率化により実行計画を短期に策定した。テスト工程では、プロセスマイニングツール「Celonis」とインテリジェントオートメーションの「Blue Prism」を組み合わせた自動テスト方式「Digital Test」を採用し、大幅な工数削減を実現したとしている。

 なお、今回の刷新ではテレワークによる働き方で、当初の計画どおりに既存業務への支障をきたさない品質での導入を実現し、かつ機能棚卸により約40%の機能を削減したという。

SAP HANAをベースとしたデジタル経営基盤の構築

 SAP HANAを採用することで、目的別に用意していたデータベースを統合し、データ加工の工数を削減し、鮮度と精度の高いデータを提供できる情報系プラットフォームを構築。さらに、Cloudera Data Platformを採用することでデータプラットフォームを二層化し、効率的かつ拡張可能なデータ管理を実現した。

 これにより、ビジネスプロセス全体から上がる情報や企業内外のあらゆる情報をデジタル経営基盤に一元化し、グループ社員全員がデータ分析をすることにより経営と業務の高度化を図り、DX化を加速していくとしている。

 NECは、このSAP S/4 HANAへ刷新した基幹システムとデジタル経営基盤を今後グループ各社に順次展開することで、ビジネスプロセス全体の周辺システム刷新に加えて、NECの持つAIなどICTを活用したDX化をさらに推し進めていくという。

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著者プロフィール

  • EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

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