日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)は、昨年8月13日に公表した株式譲渡に関する基本合意書に基づき、りそなホールディングス(以下、りそなHD)にディアンドアイ情報システムの株式を譲渡した。
これにより、りそなHDのディアンドアイ情報システムへの出資比率が15%から49%へ引き上がるとともに、ディアンドアイ情報システムは「りそなデジタル・アイ」へ商号変更を行うという。
りそなHDはAPIなどの戦略的な活用を通じて、バンキングアプリやファンドラップなどの独自の商品・サービスを地域金融機関へ提供するオープンプラットフォーム化を推進している。また、りそなデジタル・アイが、りそなHDのDX領域における戦略的パートナーになることによって、異業種も含めた連携を加速させ、顧客に新たな価値を提供できるとしている。
さらに、日本IBMからのDX人材の受け入れや、りそなHDの従業員をりそなデジタル・アイのDX要員教育プログラムに参加させることなどを通じて、DX人材の育成を強化する。単なるデジタル化に留まることなく、仕組みやプロセスを構造的に変えることで、新たな顧客体験の創出に取り組んでいくという。
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