米現地時間3月1日、IBMは「IBM Cloud Satellite」が利用可能になったことを発表した。
IBM Cloud Satelliteは、データの場所を問わず、あらゆる環境に対するセキュアな統合レイヤーのクラウド・サービスを提供すると同時に、機密性の高いデータ・プライバシー保護とデータ主権の要件にも対応しているという。通信、金融サービス、医療、行政といった規制の厳しい業界でも、エッジでのセキュアなデータ分析によってレイテンシーを低減することが可能。これによりリモート・ワーク、インテリジェント医療デバイスを介した緊急対応、オンライン学習、遠隔医療サービスなどを支援するとしている。
加えて、同社はCisco、Dell Technologies、Intelなど、自社のパートナー・エコシステムに含まれる65社を超える企業と協力し、IBM Cloud Satelliteを介したセキュアなクラウド・サービスを構築しているという。また、IBM Cloud Satellite上でのIBM Cloud Pak for Data as a Serviceの提供により「Watson Anywhere」戦略を拡張し、AI・分析ワークロードをあらゆる環境でサービスとして実行するためのセキュアな手段も提供する。
同社は、IBM Cloud Satelliteの利用者は、Red Hat MarketplaceでOpenShift認定のソフトウェア・オファリングにもアクセスすることができ、IBM Cloud Satellite上にデプロイし、よりシンプルなインストールと管理が可能になるという。
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