クラウドコンピューティングに通じる流れのひとつに、OSやアプリケーション、データをデータセンターで管理し、端末をシンクライアント化するものがある。増え続ける業務PCの導入、運用、管理コスト削減のため、このようなクライアント環境の仮想化技術も注目されているが、日本HPとシトリックス・システムズ・ジャパンがクライアント仮想化ソリューション分野での協業を24日発表した。
協業の軸は、HPのブレードPC「HP bc2200 Blade PC」と「HP bc2800 Blade PC」にシトリックスの「Citrix XenDesktop 3.0」のライセンスをバンドルさせた製品の販売となるが、そのほか、HPの市ヶ谷本社とシトリックスの霞が関本社に、仮想化クライアント環境の実機検証を行う常設のデモセンターの開設、共同のセミナー、Interopでのプロモーション、最大32%の値下げになるバンドル製品のキャンペーン販売なども予定されている。
以上のような製品キャンペーンやプロモーション、サポート展開にくわえ、クライアント仮想化のソリューションやシステム構築分野でも協力体制を展開していく。