3月30日、セールスフォース・ドットコムは、大阪府における継続的な地域社会の発展および人材の育成に寄与することを目的とし、大阪府と「DX(IT)のスキル等の習得を通じた持続可能な就職支援モデルの連携・協力に関する協定」を締結した。
同社では、「Trailhead」の既存コンテンツに加え、大阪府向けにカスタマイズしたコンテンツを提供する予定だという。具体的には、「営業」「IT」「マーケティング」「カスタマーサポート」4つのコースを用意し、プログラム受講者は、自身の興味や関心に合ったテーマで、それぞれの分野に関するスキルを習得・向上できるようデザインされている。プログラム提供後には、受講者の成績やスキル内容について大阪府と連携をすることで、各受講者に合った最適な就労先を見つける支援も実施するという。
大阪府では、2021年3月より、コロナ禍で雇用情勢が悪化するなか、第二の就職氷河期を生まないための取組として、就職をめざす若者を対象に、民間のIT企業等とのパートナーシップにより、DX(IT)兼務人材として必要な知識やスキルの習得支援を無償で実施し、就職につなげる事業「公民のパートナーシップによる若者のDX(IT)人材就職支援モデル事業」を開始している。
本事業は、DX(IT)兼務人材に必要な研修を無償で提供する企業や就職支援を行う人材サービス会社と「OSAKA若者リ・スキリング・パートナーズ」を構築し、公民による持続可能な就業モデルを目指すものだという。今回の協定は、大阪府並びにセールスフォース・ドットコムが、本事業への貢献をより一層強化するため締結されたとしている。
同社では、今後ますます自治体に必要とされるIT人材の育成を早急に支援するとともに、引き続き大阪府とともに継続的な地域社会の発展を目指していくという。
【関連記事】
・セールスフォース・ドットコム、金融サービス業界のトレンドを発表
・セールスフォース決算発表、売上は4Qは20%増、通期24%増、ガイダンスを引き上げ
・米セールスフォース・ドットコム、2021年度第3四半期業績を発表 CFOは退任へ