NTTデータは「Salesforce」を導入する企業に対して、現場での活用・定着化フェーズを起点としたビジネス変革を支援するサービスを、セラクとの連携により4月1日から提供開始することを発表した。
本サービスでは、Salesforce Sales Cloud (以下、Sales Cloud)、Tableau、Pardotなど複数製品を組み合わせた活用の定着化を支援し、営業支援からマーケティング・データ分析までSalesforceの利用範囲を拡大します。企業の業務改革を支援する「プロフェッショナルサポート」に加え、Salesforceのオンサイト支援で豊富な実績のあるセラクとの連携により、複数製品を最大活用するための定着化支援から、派生する機能構築や管理業務の代行までをオンサイト・リモートの両面で支援します。定着化フェーズを起点としたビジネス変革を支援するサービスは、国内において初となります。
NTTデータおよびセラクは、カスタマーサクセス要員を500名まで確保し、5年後に500億円の売り上げを目指します。
NTTデータグループは、Salesforce導入による企業の業務改革、定着化を支援する「プロフェッショナルサポート」やTableauを用いた「ワンストップサービス」の提供、およびデジタルマーケティングの導入実績があるという。NTTデータは、セラクと定着化支援のフェーズを強化し、従来のプロフェッショナルサポートに加え、企業の規模・コストなどニーズに応える新サービス提供に至ったとしている。
本サービスでは、多様化するSalesforce製品の特長を踏まえ、Salesforceを用いて企業のバリューチェーン全体の改革において特に重要となる定着化フェーズを起点としたビジネス変革を実現するという。たとえば、中核製品である営業支援システム「Sales Cloud」を定着させ、営業支援においての活用を強化する。これにより、広範囲のバリューチェーンの改革へ目が向くため、マーケティングオートメーションのPardotを導入するなど顧客を軸にしたマーケティング施策や分析へと、Salesforceを利用する範囲が横断的に拡大するとしている。また、これら複数製品を組み合わせたPDCAを回すプロセスが確立し、企業の収益化が期待できるという。
さらに、プロフェッショナルサポートに加え、オンサイトでのSalesforce活用支援において国内トップクラスの実績を持つセラクと提携することで、Salesforceを最大活用するための定着化支援から派生する機能構築や管理業務の代行までをオンサイト・リモートの両面から支援するとしている。
両者は、本サービスの提供においてカスタマーサクセス要員を500名まで確保し、今後5年後に売上500億円を目指すという。
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