バラクーダネットワークスジャパン(以下、バラクーダネットワークス)は、「Office 365バックアップの現状」と題したレポートを発表した。本調査は、Office 365、データセキュリティ、バックアップとリストア、SaaSソリューション、および様々な関連トピックについて、日本を含む世界中のIT意思決定者を対象に実施したという。
レポートの概要
外部攻撃と内部攻撃、および損失からデータを保護することは重要な問題である
- 回答した企業の72%は、Office 365データがランサムウェア攻撃を受ける可能性があることを懸念している。
- 52%の企業は、ランサムウェア攻撃を受けたことがある
企業はマイクロソフトのネイティブな機能に含まれていない細やかなリストアなどの機能を求めている
- 回答した企業の77%は、Microsoft Exchange、SharePoint、Microsoft OneDrive、およびMicrosoft Teamsの細やかなリストアが重要であると回答している
- 79%の企業は、メールボックスを別の場所またはユーザーにリストアする機能を求めている
データ保護はセキュリティと規制の両方の問題である
- 回答した企業の69%は、データが地域(所在地)外にバックアップされることを懸念している
- 70%以上の企業は、データプライバシー要件の遵守を懸念している
企業は迅速で簡単に動作するSaaSソリューションを希望している
- 回答した企業の74%は、ハードウェアとソフトウェアのメンテナンスが不要なOffice 365向けのSaaSバックアップが重要であると回答している
- 約80%の企業は、新しいデータ保護ソリューションのサインアップ後すぐに最初のバックアップの実行を開始する機能を求めている
Barracuda本社のデータ、ネットワーク、およびアプリケーションセキュリティ/エンジニアリング担当シニアバイスプレジデントであるTim Jefferson氏は、「過去1年間、リモートワークへの急速な移行によって、SharePoint、Microsoft OneDrive、およびMicrosoft Teamsへの依存が高まっているため、Office 365データの保護は、かつてないほどに重要な要件になっており、さらに困難になっています。このため、企業は、迅速に動作し、マイクロソフトのネイティブな機能に含まれていない細やかな保存などの機能を実装する包括的で使いやすいバックアップソリューションを求めています」と述べている。
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