Clouderaは、Cloudera Data Platform(CDP)でRAPIDS Accelerator for Apache Spark 3.0(Spark 3.0のRAPIDSアクセラレータ)を提供することを発表した。
本ソフトウェアをNVIDIAのコンピューティング・プラットフォーム上で実行することで、コードを一切変更することなく、データパイプライン(データの収集から分析・予測までの一連のプロセス)を高速化させることが可能になるという。これにより、データと機械学習(ML)のワークフローのパフォーマンスの限界を超えてAIを迅速に稼働でき、より良いビジネスの成果を実現できるとしている。
今回のClouderaとNVIDIAの協業によって、企業は既存の、または新たなビジネス課題に迅速に対応しつつ、洞察に富んだ分析結果を得ることができるという。
Clouderaの最高製品責任者であるArun Murthy氏は、「スピードがすべての時代にあって、企業はデータの力をますます必要としています。当社とNVIDIAのコラボレーションは、お客様にデータをより深く理解していただき、AIが持つ真の変革のポテンシャルを実現する起爆剤となります。CDPが実現する分析体験は、データスペシャリストが爆発的なデータ増加とサイロ化されたデータ分析という2つの大混乱の問題を自信をもって乗り越えることができるよう特別に設計され、あらゆるパブリッククラウドとプライベートクラウドで運用されています。NVIDIAとのこれまでの協業をさらに深めることは、我々にとって自然なステップです。Clouderaのエンタープライズ・データ・クラウドサービスを通じ、お客様は既に実現している競争力を、今後も維持できます」と述べている。
【関連記事】
・NECとCloudera、ビッグデータ活用の加速化を実現する戦略的協業の強化に合意
・Cloudera、「データの時代」を掲げて「Cloudera World Tokyo 2018」を11月6日に開催
・DataRobot・NTTデータ・Cloudera、Hadoop対応版の「DataRobot」を日本国内で提供開始