日鉄ソリューションズ(以下、NSSOL)と日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)は、エッジコンピューティング、エッジAI、ハイブリッド・マルチクラウドのプラットフォーム管理に関する新技術について検証、検討し、6月以降に新しいソリューションの提供を開始していくことを発表した。
両社はエッジコンピューティング向けの最初のソリューションとして、IBM Edge Application Managerをエッジアプリケーションのセキュアなライフサイクル管理向けに提供していく予定だとしている。また、NSSOLはこれまで通信事業者に対するネットワークインフラの構築や運用実績にもとづき、企業が通信事業者のネットワークや自営通信網を構築する際に必要となる要件や運用要件を踏まえ、日本IBMと連携しエッジコンピューティングの活用に必要となるソリューションを企画、提供していく予定だという。
日本IBMの常務執行役員 パートナー・アライアンス事業本部長 三浦美穂氏は、「エッジコンピューティングは、お客様がDXを推進していく中で、不可欠な技術になってきています。当社は、今回のNSSOLとの協業を通じ、オンプレミスからクラウド、エッジ、デバイスまで、多様なシステムが連携しながらそれぞれの場所で稼働するハイブリッドなIT環境で、安全かつ拡張性の高いソリューションを提供していきます」と述べている。
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