projection-aiは、「projection-ai:db(β版)」をリリースしたことを発表した。
本製品は、6月7日にローンチした「projection-ai(β版)」の関連プロダクトであり、SaaS起業家だけでなく、投資家(VC/CVCなど)のためのDBaaS(Database as a Service)だという。マーケットトレンドや上場企業のメトリクスなどを集約し、ベンチャーキャピタリストや事業会社の投資担当者のリサーチコストを低減し、ソーシングや投資先の支援に時間を割くことができるとしている。
「projection-ai:db」3つの特徴
1.SaaS市場のトレンドがすぐにわかる
市場規模やその成長率から、日本のSaaS市場がどの程度伸びているのか把握することができるという。株式市場における上場企業のパフォーマンスやマザーズにおける時価総額のシェアから、SaaS企業の存在感も確認することが可能。そして、上場企業だけでなく、未上場企業の資金調達額や調達社数も確認できるため、SaaS市場の全体感やトレンドを素早く簡単に掴むことができるという。
2.どのようなSaaS企業が評価されているのかわかる
上場企業を比較することで、どのような企業が評価されているのか簡単に把握することができるとしている。SaaSで重視されるARR(Annual Recurring Revenue:年間経常収益)やARRマルチプルなどを把握しておくことで、起業家と投資家間の情報格差を解消。スタートアップが適切なバリュエーションで資金調達できるよう支援するという。
3.SaaSメトリクスが簡単にわかる
決算説明資料にしか掲載されていないSaaSメトリクス(ARR、顧客単価、顧客数、解約率など)を掲載。従来、それらの数値を把握するためには、IR資料を閲覧しに行く必要があったが、本製品を活用することで、その情報取得コストを大幅に削減することが可能だとしている。
また、「projection-ai」を利用しているSaaS起業家は、本製品を併用することで上場企業の成長率やコスト構造を参考にしながら事業計画を作成することが可能だという。
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