日本オラクルは1月13日、金属切断機を製造する小池酸素工業が、グローバル・サプライチェーンの最適化を目的に「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning(以下、Oracle Cloud ERP)」と「Oracle Fusion Cloud Supply Chain & Manufacturing(以下、Oracle Cloud SCM)」製品群における「調達、受注、サプライチェーン・プランニング」を採用したと発表した。
1918年創業の小池酸素工業は、切断機の開発や溶接・切断を提供するサプライヤーとして事業を展開。持続的な成長を目指すなか、顧客、従業員、経営の3つの視点でそれぞれ課題を抱えていたという。
今回「Oracle Cloud ERP」「Oracle Cloud SCM」を採用することで、部門間にまたがるプロセスを標準化。受注生産・出荷先データを可視化することで、受注から出荷までのリードタイムを短縮するという。従業員視点では、手作業でやり取りしていた部門間情報を一元化し、処理を自動化し、業務効率を促進。経営においては、サプライチェーンから会計までのオペレーションを可視化し、集中購買でコストを抑制しながら過剰在庫の解消や多様な分析による迅速な意思決定を促すとしている。
なお、導入は、製造業における経営課題や業務を理解し、同製品の導入実績があるイー・ビー・ソリューションズが支援するという。
【関連記事】
・オラクル、米医療IT大手のCernerを283億ドルで買収へ 医療情報システム領域事業を補完
・日本オラクル、「AI Services」などOCI製品のアップデートを発表
・オラクル、「OCI AI」を発表 専門知識を要さずアプリケーションへのAIサービス活用が可能に
この記事は参考になりましたか?
- 関連リンク
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア