アイリスオーヤマとソフトバンクロボティクスグループは、ロボット市場における中長期的な需要創造と社会課題解決を目指して、業務提携の締結を発表した。また、アイリスオーヤマはソフトバンクロボティクスグループが実施する総額100億円の第三者割当増資の引き受けを決定したという。
両社は法人向けサービス・ロボット分野の市場に本格参入するため、2021年2月に合弁会社「アイリスロボティクス株式会社」を設立。今回の業務提携および第三者割当増資の実施により、連携を一層強化するという。
今後両社は、DX化への対応と持続可能な社会の実現に向けて、労働者不足解消とDX化に向けた取り組み、脱炭素社会の実現・CO2排出量削減に貢献、新たなソリューションの開発と向上を推進していくとしている。
概要
- 労働者不足解消、DX化に向けた取り組み:深刻な労働者不足とコロナ禍におけるDX化の加速という状況において、サービス・ロボット分野を成長分野と捉え、企業や医療施設や教育機関への導入と開発など領域を拡大
- 脱炭素社会の実現・CO2排出量削減に貢献:脱炭素社会の実現やCO2排出量の削減等の環境課題に対し、無線制御システム「LiCONEX」とアイリスオーヤマのサービス・ロボットをつないで業務効率化と改善を図ることで消費燃料削減や環境課題解決に貢献
- 新たなソリューションの開発と向上:DX化、省人化、効率化を推進し、社会変化に対応したロボットの研究・開発を推進。ソフトバンクロボティクスグループが持つAIロボットOS分野の高い知見と技術、アイリスオーヤマの商品開発力の相乗効果により新たな市場を創造
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