NTT西日本は3月4日、JA高知県佐川支所苺部会、佐川町、高知大学IoP共創センターと協力し、いちごの収穫量増加と品質向上を目的とした農地のデータ取得およびAIを活用したデータ解析に関する実証実験を高知県佐川町にて開始したと発表した。
実験の概要としては、いちご圃場にICTセンサーとカメラを設置し、環境や生育、行動データを取得。AIを用いたデータ解析を行い、収穫量と品質との因果関係を分析することにより、属人的になりがちな農家の経験や勘の見える化と、継承可能なモデルの確立をめざすという。
同実証は2022年2月上旬から2024年3月下旬にかけて実施。新規就農者の増加や技術継承に向けた取り組みなど、持続的な農業の実現が求められていることから、NTT西日本は同実証における栽培技術継承モデルの有用性検証に取り組むだけでなく、農作物の価値向上や販路拡大、農業振興と地域活性化を目指すとしている。