SOMPOホールディングスとSOMPOケアは、綜合警備保障(以下、ALSOK)およびウチヤマホールディングスの2社とそれぞれ、介護領域のリアルデータを起点とした介護業界の社会課題解決につながるソリューション創出に向けた協業を開始した。
SOMPOホールディングスは、グループ内外のリアルデータとPalantir(パランティア)のデータ統合・解析プラットフォームを活用し、新規事業領域の拡大を目指している。こうした取り組みの第一弾として、国内の介護サービスの品質向上とオペレーション変革を進めており、SOMPOケア介護施設向けソリューションを約2年間かけて実装。一定の効果が確認できたとして、介護業界全体の社会課題解決に資するものに昇華させるため、介護事業を有する2社との協業に至ったという。
今回の協業では、SOMPOケア向けに構築した介護施設業務プロセスの最適化の仕組みをベースに、ALSOKグループおよびウチヤマホールディングスグループの介護施設が保有するデータ、インフラ、業務オペレーションに合わせてカスタマイズ。2社の施設職員のフィードバックを反映するサイクルを回していくことで、利用価値のあるソリューションに磨きあげていくとしている。
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