パーソルは6月8日、ITツール導入・活用に関する実態調査の結果を発表した。これはITツールの導入・活用について、大企業から中小企業まで約1,000名を対象に調査し、コロナ前後やテレワークの実施別などの比較なども交えながらレポートにまとめたもの。
ITツールの導入について、全体平均では「Web会議システム」が56.2%でトップ、次いで「勤怠・労務管理システム」、「給与計算システム」が51.9%で多い結果になったという。
コロナ禍以降に導入したものとしては、「Web会議システム」、「勤怠・労務管理システム」、「チャットコミュニケーションツール」などテレワーク関連が上位となっている。
今後導入を検討しているITツールでは、1位「AI・IoTシステム」、2位「電子サイン・電子契約システム」、3位「RPA(業務自動化)」と企業規模別ではすべての事業規模で「AI・IoTシステム」が上位にあがった。
ITツール導入時の課題としては、「既存システムからの移管が難しい」がトップで25.6%、次いで「従業員が使いこなせるかわからない」、「セキュリティリスクの懸念がある」となっている。
なおITツール導入による生産性への影響は「とても向上した」、「向上した」の合計が65.1%と、多くの人が生産性の向上を実感しているという結果になった。
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