今回発表されたのは、プランニング/スケジューリングを行うアプリケーションを開発できる「ILOG Optimization Decision Management System」に新機能が加わったもの。
「IBM ILOG ODM Enterprise」では、エンド・ユーザー向けの機能が追加され、エンド・ユーザーもデータやルール、目標といった“シナリオ”を共有しながら開発を進めることができるようになった。また、業の標準のIT環境/要求に沿った、堅牢で拡張可能なアプリケーション実行環境であり、各種機能を一元管理し運用を容易にする「ODM Optimization Server」機能も追加した。
これら新機能に、従来機能であるwhat-if分析やシナリオ比較を行うためのガントチャート、ピボットテーブルやダイアグラムといったGUI作成機能や、Eclipseによる統合開発環境、アイログの最適化エンジン「IBM ILOG CPLEX」と「IBM ILOG CP Optimizer」を組み合わせることで、意思決定支援アプリケーションのカスタム構築に必要な全ての機能を網羅できるという。
なお、本製品はIBMとして初めての最適化分野製品であり、IBM WebSpher Application Server、IBM DB2などにも対応している。
7月24日より提供開始。使用料金は、1ユーザーあたり14,300,000円(税抜)から。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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