New Relicは、電通が基幹業務システム/共通基盤システムにオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic」を採用し、稼働開始したと発表した。なお、同プラットフォームの導⼊は、同グループの電通国際情報サービスが実施したという。
電通全体で運用するシステムは1,000を超えており、2010年頃から本格的にパブリッククラウドの活用を開始。現在、オンプレミスからクラウドへの移行を急ピッチで進めており、2023年までに主要なシステムの大半をAmazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform上で稼働させる計画だ。
こうしたハイブリッドクラウド/マルチクラウド環境における多様なシステムを安定的に運用し、問題発生時には速やかに解決するために、New Relicを採用。アプリケーションプロセス上のボトルネックを可視化し、原因の特定と問題解決を迅速化しているという。
また、現在開発中の次期会計システムは、マイクロサービスアーキテクチャーを採用したコンテナアプリケーションで、AWS上に構築されたシステムから国内電通グループ各社にサービス提供する予定だ。
New Relicは、DevOpsにおける開発生産性と品質の向上に貢献し、電通の基幹業務アプリケーション開発へのCI/CDの適用を支えているという。
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