キヤノンITソリューションズ(以下、キヤノンITS)は、クラウド型ローコード開発プラットフォーム「WebPerformer-NX」を2023年1月下旬より提供開始すると発表した。
ローコード開発ツールは、UIのデザインを部品の配置で簡単に作成し、業務固有の複雑なビジネスロジックを少ないコードで開発することができるというものだ。そのため、部門間/企業間にまたがる業務プロセスを俊敏なデジタル化が可能であることから、DXを実現する最善の解の一つとして注目されている。
今回発表された「WebPerformer-NX」の特長としては、以下の3つが挙げられている。
- 利便性に優れたアプリケーションの開発を容易に実現可能
- アプリケーションを自動で生成する機能を基本搭載し、複雑なシステム開発には汎用言語で対応可能
- クラウドネイティブな開発環境、セキュアな実行環境を提供
今回発表した「WebPerformer-NX」は、豊富なUI部品群を組み合わせることで、利便性の高いアプリケーションの開発が可能となっている。また複雑なビジネスロジックの開発では、多くのエンジニアが慣れ親しんだ汎用言語の文法を採用しており、製品習得にかかる期間を短縮するとともに、他のローコード開発ツールを使用している場合でも切り替えが容易とのこと。
さらに開発・実行環境をクラウド上で提供するため、ブラウザ上ですぐに使い始めることができるほか、WebAPIを使ったシステム連携も可能だ。
今後の展望として同社は、2025年までに「WebPerformer」シリーズで累計2,000社の導入を目指すとしている。
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