日立製作所の米国子会社であるGlobalLogicは、ラテンアメリカ一帯をカバーするデジタル・データエンジニアリング企業「Hexacta(ヘクサクタ)」の買収契約を締結した。
Hexactaは20年以上にわたり、ソフトウェア開発、ITコンサルティング、UI/UXデザイン、データエンジニアリングおよび分析サービスを提供。GlobalLogicは買収について、デジタルエンジニアリングサービスへの世界的な需要の高まりに対応するため、同社が提供するサービスやエンジニア人材を拡充する継続的な戦略の一環だとしている。
世界5ヵ国の拠点を有するHexactaの獲得により、GlobalLogicが既に実績を上げているラテンアメリカでのプレゼンスをさらに強化。Hexactaの戦略的なニアショア拠点は、地理的な近接性と時差の少なさの観点から、北米・南米の顧客にとって理想的だという。アルゼンチン、コロンビア、ペルー、米国、ウルグアイにある10の拠点で、800名以上の従業員を有するHexactaがGlobalLogicの傘下に入ることで、GlobalLogicの能力と人材基盤を拡大するとともに、ラテンアメリカのエンジニアリング人材へのアクセスを獲得する。
なお、今回の契約により、HexactaはGlobalLogicの完全子会社として、既存の経営陣およびスタッフとともに事業を継続するという。取引は、規制当局の承認を前提として、2023年3月までに完了する予定。
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