イー・ガーディアンは、2023年2月1日よりコンプライアンスチェックの考え方や調査の方法などのノウハウを伝え、精度の高いコンプライアンスチェックを行える「コンプライアンスチェック体制構築サポート」の提供を開始したと発表した。
近年、企業のガバナンス強化意識の高まりから、上場企業だけでなく上場を目指す企業や投資家から出資を受けるスタートアップ企業に至るまで、あらゆる企業において取引先のコンプライアンスチェック強化が重要視されている。
多くの企業では様々な公開情報の収集や記事検索ツールの導入など対策を実施しているものの、最終的なリスクの有無は各社の基準を基に実務担当者が判断することになる。そのため、コンプライアンスチェックに関する専門的な知識が不十分であると、調査の精度が低くなり知らず知らずのうちにビジネスリスクを抱えてしまっている場合があるという。
また、担当者の異動や退職など人の入れ替わりにより、蓄積してきた知識やノウハウの伝達が上手くいかず、「何をどう調査・判断したら良いかわからない」「今の調査方法で見落としがないか不安」などといった課題が浮き彫りになるケースが多いとのこと。
そこでイー・ガーディアンは、同社で長年培ったノウハウを活かし、内製での調査に課題を抱えている企業向けにコンプライアンスチェックに関する基本的な考え方から調査方法の改善提案など包括的な支援を行う「コンプライアンスチェック体制構築サポート」の提供に至ったとしている。
本サービスは、特に相談が寄せられている「判断に迷った際に見るべき観点」や「本来の目的に合った適切な調査方法」などを座学のレクチャーを通して学びながら、実際のチェック体制に対する改善提案を行い、精度の高い調査を実施できる体制の構築・維持に向けてサポートするというもの。
また、サポート終了後に内製で対応する中で、判断に迷う事案が生じた場合は同社に相談することで独自のデータベースやその他調査ソースを使い、より深掘りした調査も可能だとしている。
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