KDDI、KDDI Digital Divergence Holdings（以下、KDDI Digital Divergence）、データエンジニアリング専門のスタートアップであるフライウィールは3月10日、資本業務提携を締結。4月3日を目途に、KDDIは15.3％、KDDI Digital Divergenceは34.8％のフライウィール株式を保有し、フライウィールはKDDIの連結子会社となる。
同提携では、フライウィールが提供しているプライバシー保護とデータ活用を両立するプラットフォーム「Conata（コナタ）」、KDDIの保有するauビッグデータ、KDDI Digital Divergenceグループのクラウド・アジャイル開発などのデジタル技術を連携。顧客データとauビッグデータなどをもとに、Conata上で企業のビジネス活動をシミュレーションし、デジタルツインとして再現して、その結果をリアルなビジネス活動に反映するという。
具体的には、Conata上で企業の受発注データや顧客データなどとauビッグデータを連携させることで、企業の需要予測や発注管理、配送管理、マーケティング最適化などのソリューションを構築。たとえば、KDDIと企業が持つ位置情報や属性データを組み合わせることで、顧客の移動時間や手段の把握が可能となり、サイネージなどターゲットに合わせたマーケティングや広告を掲載できるとしている。
3社は今後、データ活用による企業のDX推進や企業間データ連携を推進し、社会課題解決や顧客体験価値の向上を支援するという。
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