アマゾン ウェブ サービス ジャパン(以下、AWS)は、住友商事が、世界66ヵ国・グループ企業約900社のビジネス変革を、AWSのクラウドサービスにより加速していることを発表した。
住友商事は、同取り組みの一環として、AWS上にグループ共通のクラウド利用基盤となる「SCデジタル基盤(SCDP)」を構築し、SAP環境のAWSへの移行を開始。また、基盤だけでなく、SCDP上の各システムが共通して利用する機能(監視・データ連携・データ管理)をメニュー化することで、各事業部門やグループ企業でのクラウド利用検討時の時間短縮によるコスト削減と、全体のセキュリティ向上を目指すという。
なお、同社は、SAP環境の移行を、国内拠点・グループ会社については2024年末までに、海外については2026年中旬までに完了する予定。将来的には、これらのSAP環境と、住友商事やグループ企業がSCデジタル基盤上で新たに構築、または移行する業務システムとを連携し、データドリブン経営を加速させることを目指すとしている。
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