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キンドリルとマイクロソフト、エンタープライズグレードのジェネレーティブAI導入に向け共同推進へ

 キンドリルとマイクロソフトは米国時間8月9日、Microsoft Cloudにビジネス用エンタープライズグレードのジェネレーティブAIソリューションを導入するための共同の取り組みを発表した。

 両社は、同パートナーシップの共同イノベーションセンターや、キンドリルのデータとAIに関する特許ポートフォリオの拡大、「Microsoft 365 Copilot」「Azure OpenAI Service」「Microsoft Fabric」へのアクセスを利用して、ジェネレーティブAIのイノベーションとソリューションを設計、開発し、企業全体で推進していくという。

 キンドリルは、「Kyndryl Consult」内にAI準備プログラムを立ち上げ、ジェネレーティブAIソリューションの採用について検討。キンドリルの専門家が、新規および既存の顧客が安定したデータ基盤を構築し、新たなジェネレーティブAI技術を使用する際の複雑さを解消できるように支援するとしている。

 また、業界やソリューション分野にまたがるエンタープライズグレードのAIに関する専門知識を活用。以下のようなサービス分野を通じて、顧客がジェネレーティブAIのメリットを評価できるようにするという。

  • 共同イノベーション:Kyndryl Vitalとマイクロソフト、Kyndryl Joint Innovation Centersを利用。カスタムユースケースを探索、共同作成し、ジェネレーティブAIを活用して企業のビジネス価値を引き出す方法を特定できる
  • 顧客と従業員のエクスペリエンスを向上:AIとバーチャルアシスタントを活用。問題の関連情報を動的に表示して、効率と応答速度を向上させることによってサポートする
  • データ基盤の構築:安定したデータ基盤やアーキテクチャの構築から顧客データの作成時から利用時までの管理に至るまで、エンドツーエンドのサービスを提供。高品質なデータと信頼性の向上を実現
  • 実行と管理:顧客がデータから価値を引き出し、最適な方法でAIインサイトを生成できるよう、データおよびAIアーキテクチャの専門知識を活用したオーダーメイドのフレームワークを展開

 両社は今後、顧客のビジネス成果を向上させる新たなイノベーションの開発を続け、データモダナイゼーション、ガバナンス、AIなどの分野において、数十億ドル規模の収益機会を拡大するとしている。

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