キンドリルとベリタステクノロジーズ(以下、ベリタス)は米国時間7月18日、新たなサービスとして、「Data Protection Risk Assessment with Veritas」と「Incident Recovery with Veritas」を発表した。これにより顧客は、オンプレミス、ハイブリッド、マルチクラウド環境のすべてを通じて、自社の重要なデータを保護・復旧することが可能になるという。
Data Protection Risk Assessment with Veritasは、技術専門家のチームであるKyndryl Consultを通じて提供。顧客のITインフラストラクチャーとデータを業界のベストプラクティスに対して分析するサイバーレジリエンス成熟度評価サービスを提供するという。キンドリルは、サイバーレジリエンスフレームワークとベリタスのデータ管理ソリューションを統合することで、顧客のリスク、サイバーレジリエンスのギャップ、セキュリティ脆弱性を特定するとしている。
また、オンプレミス、ハイブリッド、クラウド環境のすべてを通じて統合した知見を提供し、データポイントを活用することで、顧客によるデータの管理と保護を強化する可視性と情報を提供するという。
Incident Recovery with Veritasは、バックアップ、障害復旧、サイバーリカバリーを網羅するマネージドサービスを提供。AIベースの自律型データ管理機能により、自動化、運用における敏捷性、大規模環境での効率性、複数のクラウド環境にわたる一貫した操作性を提供することで、サイバーインシデント発生時の迅速な復旧を実現するとしている。
顧客は、エアギャップによる保護やイミュータブル(変更不可)ストレージ、異常検知、自動リカバリーなどの機能を活用することで、リスクを軽減するとともに、データへの不正アクセスに起因するコストを削減できるという。
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