Rubrikは米国時間8月21日、VMwareの顧客企業向けの生成AI機能として、「Rubrik AI-Powered Cyber Recovery」を発表した。
同ソリューションは、生成AIと大規模言語モデル(LLM)を活用することで、データ損失の最小化とダウンタイムの短縮という、サイバー攻撃後の問題解決を支援。バックアップ管理者は、推奨タスクリストとガイド付きワークフローを活用することで、データリカバリーとサイバーレジリエンスを実現できるという。
Rubrik AI-Powered Cyber Recoveryの特徴は以下のとおり。
- 目標復旧時点(RPO)を強化:段階式のガイダンスにより、最新のスナップショットから影響を受けていないファイルを、疑わしい脅威を検知する前のスナップショットから影響を受けたファイルを復旧する
- マルウェアの再感染リスクを排除:vSphereテンプレートを特定することで、仮想マシンを再構築。OS内の未検知の脆弱性を排除する
- アプリケーションのダウンタイムを最小化:Rubrikのデータ脅威分析機能とAzure OpenAIとの統合により、リカバリーを成功させる上で選択すべきスナップショットやファイルについて推奨情報が得られる
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