Rubrikは、「Rubrik Security Cloud」を「Microsoft Sentinel」および「Azure OpenAI Service」と統合する共同コラボレーションを発表した。今回の統合は、生成AIと自然言語処理を通してサイバーリカバリーの迅速化を図ることが目的だという。
Rubrikは時系列データの洞察を直接Microsoft Sentinelに提供できるため、企業はサイバー脅威から自社の機密情報を保護できるとしている。今回の統合により同プラットフォームは、OpenAIを通じて大規模な言語モデルと生成AIを活用し、Rubrikによって作成されたMicrosoft Sentinelの推奨タスクのワークストリームを自動生成することが可能だという。なお、今回の発表は2022年10月に発表されたRubrikとMicrosoft Sentinelとの統合に続くものとなっている。
今回の統合によるメリットは以下の通り。
- インシデント作成の合理化:Rubrik Security Cloud内のアクティビティに基づき、Microsoft Sentinel内でインシデントを自動作成することで、インシデント対応チームのアラートの優先順位付けを支援
- 推奨タスクのワークストリームを自動化:インシデント対応タスクの提案により、ITおよびセキュリティチームはインシデント調査を迅速化しつつ、法的に有効な証拠保全に対応できるという
- サイバー攻撃からの復旧の迅速化:Microsoft Sentinelでのインシデント調査のためにコードを動的に生成することにより、ITおよびセキュリティチームは迅速に対応し、ビジネスの回復力を維持
【関連記事】
・Rubrik、「Rubrik Security Cloud」でサイバーリスクを軽減する機能を提供
・NEC、ストレージシステムのランサムウェア対策に「Rubrik Security Cloud」を採用
・S&JとRubrik、ゼロトラストに基づくデータ保護ソリューションの戦略的パートナーシップを締結