NTTデータエンジニアリングシステムズ(以下、NDES)は、2023年10月より造船業界向けクラウド型設計・製造ソリューション「GRADE/HULL Cloud」および「Beagle Cloud」を提供開始する。
同サービスでは、オンプレミス型として提供してきた船殻の機能設計から生産設計まで支援する3次元CAD/CAMシステム「GRADE/HULL」と、生産計画の見える化、効率化、精度向上に貢献する造船業界向け3Dデータ活用ソリューション「Beagle」をクラウド環境で利用できるという。
造船所と船主、海運会社、機器メーカー、設計外注企業間で3D CADデータを用いた連携をすることで、設計・製造の各現場における設計・確認作業を相互に行うことができるという。これにより、時間短縮による効率化および設計ミスやチェック漏れなどの発生を低減できるとしている。
今後同社は、同サービスにBeagleの拡張プラグイン追加(塗装計画検討への対応等)や、GRADE/HULL、Beagleのバージョンアップを反映していくという。また、同サービスの提供基盤である製造業向けアプリケーション共通プラットフォームを活用し、協力会社と共に製造業を支援するサービスの提供に取り組んでいくとのことだ。
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