日立ソリューションズは、IoT機器の設計から製造、運用までの脆弱性対策をワンストップで支援する「PLMセキュリティソリューション」を11月8日より販売開始する。
今回、出荷後も含めた継続的なセキュリティ対策を強化するため、セキュリティプラットフォーム製品「Cybellum」について、Cybellum Technologiesと販売代理店契約を締結。脆弱性管理に加えて、サイバーレジリエンス法対応支援のコンサルティングも拡充し、顧客のIoT機器の設計から製造、運用までの製品ライフサイクル全体をワンストップで支援するという。PLMセキュリティソリューションの特徴は以下のとおり。
- セキュリティ対策に必要な組織の構築とプロセスの策定を支援:PSIRT構築コンサルティングは、インシデント発生時の対応プロセス、セキュリティ確保プロセスの整備を支援。サイバーレジリエンス法対応コンサルティングは、「どこまでの対応をすれば準拠しているといえるかがわからない」といった悩みの解決を支援する
- 設計や開発フェーズのセキュリティ対策を支援:セキュリティ設計支援コンサルティングにより、設計現場の課題解決を支援。IoT機器向けの軽量暗号で、ハードウェアの制限がある自動車や医療機器、その他デジタル製品へのセキュリティ対策の実装を可能にする
- CybellumでIoT機器向けソフトウェアの脆弱性管理を実施:IoT機器に組み込まれるソフトウェアを解析してデジタルレプリカを生成し、最新のデータベースでソフトウェアの脆弱性を継続監視する。脆弱性発見時には、レプリカに登録されるソフトウェア情報のみならず、ハードウェア情報なども判断材料に対象を絞り込み、関連部署が確認に費やす作業負荷を軽減する
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