キヤノンITソリューションズ(以下、キヤノンITS)は、新たなサプライチェーン計画ソリューション「SCPlanet」の提供開始を発表した。
今回発表したのは、現状ある要員/設備/システムなどのリソースを活用した生産/物流計画を自動的に作成することができるサプライチェーン計画ソリューション。同社は、サプライチェーンにも地政学リスクやパンデミック、自然災害などの急激な環境変化による影響が懸念されるとし、このような課題を解決すべく同ソリューションを提供するとしている。
SCPlanetは、同社の計画系システム開発の経験/技術/ノウハウを共通フレームワークとしてSIコア化したものだという。このプラットフォームは、キヤノンITSが強みとする独自の数理技術を活用することにより、多段階/多拠点の生産/物流工程における生産(Production)、販売計画(Sales)、在庫(Inventory)の状況を把握。自動的に各拠点各工程での生産と補充のタイミングを決定することができるとしている。
同ソリューションは、キヤノンITSが提供する基幹業務トータルソリューション「AvantStage」の一環として提供されるという。同社は今後、AvantStageを軸としたビジネスで顧客ごとに必要な個別のシステムインテグレーションなどを含め、2025年に年間100億円以上を目指すとしている。
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