南紀白浜エアポート、富士フイルム、日本電気(以下、NEC)、日立製作所(以下、日立)の4社は、南紀白浜空港の滑走路および周辺空域において、映像解析技術を用いて落下物やドローンなどの検知を行う実証実験を開始すると発表した。この実験は、2024年1月11日から2025年3月31日まで行われる予定だとしている。
同実験では、富士フイルムのレンズ一体型遠望カメラ「SXシリーズ」で滑走路および周辺空域を撮影。その映像データをNECと日立が解析し、遠望カメラの効果的な設置場所の選定や、検知対象である滑走路上の落下物・周辺空域のドローンの検知可否の検証および監視業務の実運用にかかわる課題の洗い出しを行うとのことだ。
4社は今後、撮影映像の活用方法を拡大し、様々な付加価値を創出することで、効果的・効率的な空港の安全確保を目指すという。
【関連記事】
・マイクロソフトのアプリを提供するベンダーのリーダーとして日立ソリューションズが評価
・日立、「次世代スマートシティ」実現に向け日立市と協業 3つの共創プロジェクトを推進へ
・日立、産業分野向けの「現場拡張メタバース」を発表 AIを活用した解析でデータ可視化へ